シニアジョブ広報ブログ

株式会社シニアジョブ(https://corp.senior-job.co.jp)の広報ブログです。

ジョイン後すぐから1年間、ネタもとを使ってみた結果

こんにちは。

シニアジョブ広報の安彦です。

 

広報パーソンの皆さん、最近、PR支援サービスが増えたと思いませんか?

昔からPRコンサルという形での支援サービスは、大手から個人レベルまでそれなりの数がありましたが、最近は副業レベルでのフリーランスの方や、インターネット上のプラットホームのようなPR支援サービスが増えているように思います。

 

その先鞭はやはり「ネタもと」なのかなぁ、と思います。

 

私がシニアジョブにジョインしたのが2019年7月。

その直後にネタもとの営業を受け、その9月から2020年8月末まで、シニアジョブでもネタもとを活用してみました。

現在は解約してしがらみもないので、

この1年間、ネタもとを活用した成果がどうだったのか?

今回はその話をしたいと思います。

 

 

■1年間のネタもと活用で得たメディア露出

そもそも契約に至った経緯や、解約の理由、それにネタもとを知らない方はどんなサービスなのか、といった知りたいことはたくさんあると思いますが、とりあえず、一番知りたいであろう成果について、簡単にご報告します。

 

ネタもと活用でシニアジョブが得たメディア露出は・・・

1年間合計、11回でした!

 

月1回ペースには至りませんでした。

ちなみに、同じメディアに2回掲載などもあるので「露出メディア数」ではないです。

 

内訳は・・・

  • Web専門媒体 1回
  • 紙媒体 9回
  • テレビ 1回

です。

(※紙媒体のオンライン版は紙媒体でカウントしています)

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もちろん、露出の結果だけが成果ではありません。

取材がきっかけで仲良くなり、今後も露出が図れそうな、メディアの方と知り合ったり、既に別メディアでの取材に至ったり、まだ露出には至らないものの関係を構築できた方がいたり、取材があったものの掲載に至らなかったり、交流で知り合った他社広報の方から有益な情報をもらったりと、露出以外の効果もたくさんありました。

 

広報担当としては、ジョインの年度の加速施策としてまずまずの成果だったのではないかと思います。

 

 

■ネタもとと他のサービスを比較すると・・・

上記は単にメディア露出の件数で、効果や広告費換算もしていないので、相対的にどうなのか、広報パーソンさんは判断に困るかもしれません。

 

そもそもネタもとの費用は月額固定で、シニアジョブの契約時はミニマムが月額8万円でした。

(現在はミニマム15万円になっています)

 

さて、ネタもとの解約に前後して、様々なPR支援サービスと接触し、様々な提案をもらいました。

料金形態は月額固定のコンサルタイプか、成果報酬型か、月額と成果報酬の組み合わせで、コンサルタイプはピンキリ、成果報酬は・・・

 

成果報酬も特に非常識な金額を提案されたわけではなく、むしろ、相場的には安いものしか提案されていないのですが、それでも・・・

上記のネタもとでの露出成果を成果報酬額に換算すると、どれもネタもとの費用をオーバーするのです!

 

それだけで損得は図れないのですが、一つの判断材料かと思います。

 

 

■ではなぜ解約?そもそもの導入理由とサービス内容

そんなに高評価なのであれば、一体なぜ解約したのか?と疑問になりますよね。

解約理由の前に、まずはネタもとのサービス内容とそもそもの導入理由から整理いたします。

 

ネタもとのサービスの基幹は、

記者の方と情報(ネタ)をやり取りできるインターネット上のプラットホームです。

やり取りできるネタは、

  • 固定掲載の会社情報
  • プレスリリース
  • プレスリリース以外の情報(ネタたね)
  • 記者さんが欲しいネタ(リクエスト)に対する応募

などです。

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これ以外に、

  • 広報初心者向けの講座
  • 記者の方が講師を務めるセミナー
  • 広報担当同士の交流会
  • 広報と記者の方の交流会
  • 特別講座

などが弊社契約時はあり、現在の価格になってからは上記の特別講座に相当する部分が、契約内容に応じて強化されているようです。

 

なので、実際どのサービスが効果的かなどはあとで述べるとしても、プラットホーム上での記者とのやり取り以外にも、勉強の場や記者との交流の場としての性格もあります。

 

交流の場や勉強の場は、社名がリアライズだった頃から提供していたもので、その頃から私は情報収集していました。

その状況でジョイン直後に営業を受けたのですが、シニアジョブの広報をめぐる私と社長のスタンスはその時点で、

  • 社長:テレビ出たい、差別化を主導してほしい、集客効果も得られれば
  • 私:まだ社内の強みがわからない、スケジュール感も描けないがなるはやでやらねば

今振り返るとこんな感じで、あまり絞り込みや精緻な計画にできてなく、ただスピード感の重視は共通認識でした。

 

そこで受けたネタもとの営業。

私と社長が期待したのは、下記の4点でした。

  1. 広報施策の加速(達成までの次期短縮、特にテレビ)
  2. テレビ露出などの高難易度目標達成
  3. 社員インタビューやエンタメ系露出など露出先の多角化
  4. 私の広報経歴は癖がすごいので基本知識のおさらい

 

といった、導入理由を踏まえた上で解約理由を説明すると、まず、1件のテレビ露出は実現したものの、効果として満足できるものでなく、エンタメ系の露出もいまひとつで、2番目3番目の効果の実感は薄くなってしまいました。

4番目もさほど新しい知識として得られた成果がなく、1番重用なスピードも、効果がまったくゼロではないにせよ、最初の4ヶ月の露出が皆無だったことが痛みとなりました。

 

私は予算を付けられるならもう1年活用したい気持ちもありましたが、コロナ禍で先行きの不透明感もあり、解約に至りました。

もう1年、というのは理由があり、広報業務全般そうですが

ネタもとも、アクションから成果回収まで期間がかかるためです。

実際、11回の露出実績のうち、3回は解約後に露出しています。

 

導入時に課題な期待を抱きすぎかもしれませんし、業種や会社特性がストレートニュースに向かないことも災いしましたが、これが契約から解約までの背景でした。

 

 

■1年間の結果から考えるネタもと活用術

さて、ネタもとはどう活用するのが効果的なのでしょうか?

 

非常に個人的な見解ですが、ネタもとの活用ポイントには下記が4点が挙げられると思います。

  1. とにかくアクション数を増やす
  2. 広報初心者向きだが学びやアクションは多角化
  3. メディアとの接点を過信せず他社広報も大事にする
  4. ネタもとの担当さんとしっかりコミュニケーション

 

まず、登録しているだけでは何も生まれず、記者のリクエストも何件も応募して、それも都度改善しなければ露出に至らないです。

セミナーや交流会もなるべく参加して、リクエストもプレスリリースも何回も出していくことが望ましいです。

 

ネタもとのサービスは総じて広報初心者向きです。

かなり基本事項から教えてもらえるし、プランによってはコンサルもしてくれて、初心者でもしっかりサービスを活用することで、ある程度の成果を上げられるようになっています。

しかし、それで十分ではなく、伸び悩んだり成果が出ない会社もあるため、他にも学びの場を持ったり、ネタもとで教えないアプローチを試してみたりすることも重用です。

 

ネタもとが用意しているメディアとの接点は比較的多く、そして他のサービスより確実に接点となります。(かたち上は)

しかし、セミナーや交流会で名刺交換して話が弾んでも、露出につながるわけではありません。

むしろ、継続的にプラスになる出会いは、他社広報さんとの出会いかもしれません。

メディア交流のコツも、他社広報さんとの交流から知れる場合があります。

 

そして、ネタもとのサービスがプラットフォームだけでないことにも注意が必要です。

つまり、デジタルの部分だけではない、アナログの部分がネタもとにはあります。

プラットフォームサービスの裏側や、セミナー、交流会などには、当然ですがゴリゴリにアナログな世界があります。

そこで成果を出していくためには、ネタもとの担当さんと密にコミュニケーションを取り、助けてもらう必要があります。

 

・・・といったところが、シニアジョブと私が1年間ネタもとを活用して得た成果とその背景、そしてこれからネタもとを活用する広報パーソンさんへのアドバイスとなります。

参考になれば幸いです。

 

 

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