シニアジョブ広報ブログ

株式会社シニアジョブ(https://corp.senior-job.co.jp)の広報ブログです。

クラウド記者クラブPRONE(プロネ)を使ってみた結果とネタもととの比較

こんにちは。

シニアジョブ広報の安彦です。

 

広報さん同士の交流会で「話題に出やすい話」あるいは質問の上位にくるのが、「ネタもとってどうなの?」という話題。

私もよく聞かれますし、ネタもとさんを使ってみた結果をまとめているこの広報ブログの記事もかなり読まれています(汗)

seniorjob-pr.hatenablog.com

 

結論としては「使い方による」となり、特別良くも悪くも書いていないので、契約の参考にしたい方には満足する内容ではないかもしれません。

 

ただ、これだけは言いたい要注意点として、

  • 契約するだけでなく、ちゃんと工数をかけて取り組みましょう
  • サポートやネタを待つのではなく、勉強とアクションを欠かさないようにしましょう

ということがあります。

 

それはさておき、「他の広報・PR支援サービスと比べてどうなの?」という質問もよくあります。

今回はその中でも比較に上がることが多い、

クラウド記者クラブ「PRONE(プロネ)」さん

を使ってみた結果をご紹介します。

 

 

■つまりはPRONE経由で実績が出たからこんな記事を書くわけで

そう、何もなければ、こんなブログ記事は書かないですよね。

最初に言ってしまうと、PRONEさん経由での露出の実績が出たために広報ブログの記事にしています。

 

今回、PRONEさん経由で露出につながった媒体は、株式会社日本歯科新聞社が発行する、月刊の歯科医院経営・総合情報誌『アポロニア21』3月号です。

 

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3月号(通巻339号)は2022年3月1日発行で、そこで組まれた特集「スタッフの採用・定着 世代別採用の手法と定着のための投資」の中で取り上げられています。

当社の記事は「あえてシニア層を狙った勤務医獲得」といった紹介で、68〜71ページの4ページに渡り、当社が行う「シニア歯科医師紹介」について語っています。

当社の記事の「話し手」は、掲載当時23歳・新卒2年目にして人事部長兼人材コーディネーターの山田萌香が務めています。

 

 

■ところでクラウド記者クラブPRONE(プロネ)とはどんなサービスなのか?

PRONEさん経由での当社の露出実績をご紹介しましたが、そもそもPRONEがどんなサービスなのかをご説明していませんでしたね。

 

PRONEとは、企業向けに広報のアドバイスなどをしている株式会社シプードさんが運営する「クラウド記者クラブ」と銘打ったサービスです。

ちなみにシプードさんでは「広報・PRの家庭教師」という企業向けの支援・アドバイスサービスをメインに提供されています。

 

このPRONEのサービスでは、

  • メディア関係者やPRONEさんの「募集ネタ」にエントリーでき、PRONEさんからメディア関係者さんに情報提供を代行してもらえる
  • プレスリリースや情報を投稿し、利用しているメディア関係者さんに見てもらえる。自分で募集もできる。
  • 全国各地の多数の記者クラブの情報を閲覧できる
  • 利用している広報さんなどとつながれる

といったことができます。

 

そしてこのPRONEのサービス、

基本的には無料で利用できる

のが大きな特徴ですね。

 

料金が発生するのは、プレスリリースをメディアに一斉配信する場合です。

PRONEを利用しているメディア関係者さんがPRONEの中で見る場合や、外部からの検索などでも見られるネット上にプレスリリースを掲載するのみであれば無料で使えます。

 

当社はPRONEさんでメディアさんに情報提供を代行してくれるネタ募集にエントリーし、そこから興味をもっていただいて、取材のご連絡を頂戴しました。

ちなみにネタ募集は、2021年7月末頃、取材のご連絡は同10月末頃、取材は同11月末頃、掲載は2022年3月1日でした。

 

PRONEさんは、2020年のコロナ禍の時期に対応して無料でのサービス利用を告知されていたので、当社も利用を開始。

その後、PRONEのサービス自体が正式に無料となり、一方でプレスリリースのメディア配信が無料から有料になりました。

当社も2020年の6月頃からサービス利用を開始したように思います。

 

ちなみに2022年3月現在まで、PRONEさん経由での掲載は上記の1本。

その他、「PRONEでのプレスリリースを見て」とご連絡があったのが2回ほどあり、こちらはどちらも掲載にはつながらずでした。

 

 

■ネタもととPRONEの比較

と、実際にPRONEさんを使ってみた状況はご説明したとおりですが、お読みになっている多くの方は「実際使えるのか感想を聞きたい」となりそうですね。

また「ネタもととPRONE、どう違うのか知りたい」という声もありそうです。

 

ですので、2つのサービスを比べていこうと思います。

 

  • 料金が違う

まあまずこれですよね。

ネタもとさんは現在、月額15万円がミニマムでしたでしょうか。

PRONEさんは基本無料なので「試しに使ってみる」が可能ですね。

ここはサービス内容も含めて、その差が逆に大きすぎて単純に比較できるところではないでしょう。

 

  • どちらもサイトでメディア関係者とのマッチングがある
  • どちらにもリクエスト・ネタ募集の機能がある

ここが二者が比べられる所以ですね。

どちらもログインするWebサービスで、その中でメディアさんのネタ探しが行われ、広報がそれに応募してメディアさんに興味を持ってもらえれば取材につながります。

細かい比較をすると、ネタもとさんでのメディアからのリクエストのほうが圧倒的に多く、メディアからの純粋なリクエストが多くなっています。

PRONEさんでのネタ募集は、PRONEさんが募集して名前が明らかでないメディアさんに情報提供の代行を行うものが多いです。

ちょっとした特徴としては、ネタもとさんでメディアの方の人物名は一切わからないのに対し、PRONEさんではメディアの方がお名前を明かしてご自身でネタ募集をされていることもあります。

 

  • プレスリリースはどちらでも出せる
  • 企業ページもどちらにもある

PRONEさんのサービスサイトではネタもとさんっぽい比較対象についてプレスリリースが出せなさそうに書かれていますが、ネタもとさんでも登録されているメディアの方にクローズドでプレスリリースを見てもらうことはできます。

PRONEさんではPRTIMESさんのようにネット上から誰でも閲覧できるプレスリリースを掲載でき、また有料でメディア向けの配信もできます。ただし、PRTIMESさんのように提携メディアがあってほぼ確実に転載されたり、ネットに掲出したプレスリリースがGoogleのニュース検索に出たりすることはないです。

地味なところで、企業ページもどちらにもあります。

 

ネタもとさんには上位プランで広報の指導をしてもらえるサービスがあり、PRONEさんでも運営会社のシプードさんには別サービスで「広報・PRの家庭教師」があるので、何かしら広報について教えてもらえるサービスはどちらにもあります。

ただし私はどちらも利用したことがないので内容はわかりません。

 

  • セミナーや交流会などのイベントはネタもと優位
  • 担当がつくのもネタもとのみ
  • 別途人材サービスがあるのもネタもとのみ

ネタもとさんの売りにもなっている各種セミナーやメディア交流会・広報交流会ですが、一応、シプードさん主催のセミナーもあるものの、交流会はシプードさんにはなく、また、ラインナップや内容の充実度もネタもとさんですね。

ネタもとさんには担当さんもついてアナログなやり取りができ、レポート等もくれるので、しっかり習ってサービスの利用法もしっかりアドバイス受けるにはネタもとさんがいいかもしれません。

でも、シプードの社員さんにもPRONEでメッセージが送れて、いろいろ問い合わせには答えてもらえます。

ネタもとさん独自のサービスとして別サービスで広報人材を紹介してもらえるサービスもあります。

 

  • 記者クラブ情報はPRONEのみの特徴
  • 広報同士つながれるのもPRONEのみ

この記者クラブ情報は地味にPRONEさんのすごいメリットの1つになっています。

私の知り合いの広報さんで、この記者クラブ情報を見るためにだけにPRONEさんに登録しているという人もいるくらいです。

ネット上で記者クラブ情報を見る時に有名なのがろこねっとですが、それを遥かに凌ぐ大量の情報がPRONEさんにはあるので、このためだけの登録も確かに価値があるでしょう。

また、広報同士つながる、他者の投稿が見られるのもネタもとさんにはないPRONEさんの特徴なのですが、どんなメリットがあるんだ?と思う方もいるかもしれません。

これは、もう単純にベンチマークや情報交換のための活用で、例えば成果を上げてそうな広報さんの投稿を真似したり、コミュニケーション取ったりという動きになります。

ちなみに同じことをネタもとさんで考える場合は、まず、担当さんにベンチマークになりそうな事例を聞いたり、交流したい先を伝えたりして、情報提供や仲立ちを依頼する感じになります。

 

 

■勝手に考えるネタもととPRONEの上手な使い方

とにかくどちらのサービスも、

自分・自社が何もしなくてもいいサービスではありません。

どちらも自分からのアクションが必須です。

 

もちろん担当がついてサービスが手厚いのはネタもとさんなのですが、上記の自走の動きを体感するためにも、

まずは無料のPRONEを試してみる

という使い方ができるかもしれません。

使用感が全く同じではないので十分な参考になるわけではないですが、動かないと何も起きないことはちゃんと体感できます。

 

そして

記者クラブ情報

は繰り返しですが圧倒的なPRONEのアドバンテージなので、これは本当に価値があります。

特に地方の記者クラブ情報

の充実っぷりは他にはないです。

都内はとにかく官公庁に記者クラブが2つくらいずつ入っていて、ろこねっとやその他のサイト、広報マスコミハンドブックにも載っているのでだいたい分かるのですが、地方などのマイナーな記者クラブがわかるのはすごいメリットになります。

本当に個人的な意見ですが、地方の企業の広報さんはとりあえずPRONEさんに登録してみるのはありかもしれません。

 

これも個人的な意見ですが、ネタもとさんの営業を受けて悩んでいる広報さんは、とりあえず無料のPRONEさんに登録して使ってみた上で、違いをネタもとの営業さんに聞いてみるのがいいかもしれません。

セカンドオピニオンみたいな使い方ですね。

逆に両方使ってみることで、ネタもとさんの価値もPRONEさんの価値もわかる部分があります。

 

結局、広報立ち上げのタイミングでは、そもそも自走以前のノウハウがなく、リソースの投下の仕方もわからないので、無料のPRONEさんでそれを実感した上で、同じシプードさんの広報・PRの家庭教師でノウハウを得るか、ネタもとさんとの契約を考えるかのような道筋の検討の仕方が良さそうな気がしています。

 

 

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