シニアジョブ広報ブログ

株式会社シニアジョブ(https://corp.senior-job.co.jp)の広報ブログです。

東日本大震災から9年、あの時が今の仕事につながる

こんにちは。

シニアジョブ広報の安彦です。

 

東日本大震災から今日で9年が経ちました。

不思議なめぐり合わせで、9年前に関わったことと同じようなことに、今も取り組んでいます。

 

9年前はまだ、シニアジョブは誕生していません。

社長も大学生だった頃。

そろそろ目指すものがスポーツからビジネスに変わっていた、という時期だったのではないでしょうか。

 

私は当時、コンサルティング会社でマーケティングやライター、広報などを兼任していました。

ちょうど、Web事業のプロジェクトや環境事業のプロジェクトを回していたと思います。

そこに起きた震災。

私の実家は山形で、宮城にも親戚や友人が多くいました。

詳しくは書きませんが、大きい影響がありました。

 

11日は金曜日。

その日はもう帰宅できず会社に泊まり、翌日帰宅しましたが、週明けはもう出社できませんでした。

16日に出社すると、その時点で既に、被災地への施工管理技士派遣の事業が決定しており、18日から私も出席して事業立ち上げの会議が始まり、私は社外のキーマンの窓口とオウンドメディア立ち上げ、それとWeb以外の販促などを担当しました。

 

5月には仙台に支店を出し、同じく一部サイトも稼働開始。

7月にはおおよその事業の体裁が整い、8月には支店視察を兼ねた宮城県への社員旅行。私は馴染み深い土地の被災した姿を見たくなく、参加しませんでした。

事業がようやく動く兆しが出たのは2011年も暮れ。

苦しい2011年が終わり、震災から1年が経つ頃、ようやく被災地への施工管理技士派遣は軌道に乗り始めました。

オウンドメディアもある程度の知名度を持つようになりましたし、広報としてもそれまで経験しなかったような新聞大手や有名業界誌、テレビ取材などを経験しました。

 

その後、施工管理技士派遣の会社が完全分社化する際には、私は別事業を担当していたために移らず、たまにアワードへの応募など広報で協力する程度になり、私が手掛けたオウンドメディアも閉じられました。

 

月日は流れ、シニアジョブの広報の求人を見つけた私。

広報なので当然のようにリリースを確認すると、こんなリリースが。

www.atpress.ne.jp

震災被災地の復興に貢献するシニア人材に関するリリースでした。

事業やシニアの求人を見ると、シニア施工管理技士の人材紹介が事業の中核のよう。

実際に面接に来てみると、社長も当然のようにかつて私が所属していた会社を知っていました。

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まさか、あの9年前の経験が、ここでつながるとは思いませんでしたが、あの経験があったからこそ、私もスムーズにシニアジョブで広報の仕事ができているのだと思います。

 

現在は、震災後すぐのような復興案件はなくなり、東北の震災被災地での求人も、一部の造成工事などを除いては、震災の記憶に直結するようなものは多くありません。

その後の別の地域での地震や台風の被災も多くあり、日常の業務でも東日本大震災という言葉を聞くことすら、ほとんどなくなりました。

広報を担当している私が、様々なメディアの情報に接する中で耳にする程度で、他の社員はほとんど聞くことはないでしょう。

 

しかし、東日本大震災は当時の私だけでなく、建設業界にも、人材業界にも大きな影響を与え、シニアジョブの軌跡にも影響している重要な出来事です。

私たちはこうして東日本大震災を振り返りつつ、甚大な被害による人材不足でシニアを活用するのではなく、シニアがいつでも誰でも活躍できる世の中をつくっていきたいと考えています。